カードゲームは「誰と遊ぶか」の方が大事だぜ?
カードゲーマーには是非読んでもらいたい。
古参のデュエリストなら
「遊戯王で初めてレアカード(カオスネオス)を当てた女の子がそれをデッキに入れてカードショップでデュエルしたら対戦相手にけちょんけちょんにされた挙句カオスネオスを馬鹿にされて泣く」
といった内容のコピペを見た事があるかもしれません。
今回紹介するのは、そんなコピペの元となったと思われるWeb漫画です。
というのも私自身コピペを見た記憶はあるのですがいくら探しても見つからず、コミックス1巻のキャラ紹介で「読者から大きな反響のあった端役」と紹介されていたのを踏まえての推測です。
前置きが長くなりましたが、今回紹介する漫画はこちら!
簡単に紹介すれば「架空のカードゲームで遊ぶ高校生の物語」ですが、いわゆる「カードゲーマーあるある」にあふれた漫画でもあります。
例1:2重スリーブをしたばかりのデッキがトゥるんとなる。
例2:「こいつをメインにデッキを組むぞ!」とデッキを組み始め、完成した頃にはそのカードが1枚も入っていない。
例3:デッキが1枚足りないと思ったら相手のデッキに混ざってた
etcetc……
とまあこういったカードゲーマーあるある漫画だったのは中盤ぐらいまでで、今は「絶版となったカードゲーム(ファランドール。以下FD)の販売利権を賭けて行われる2社(キージェクトとバニーアーツ)対抗戦の代表者を決める戦い」をメインに物語は進んでいきます。
そもそも主人公である「神園いくさ(HN:ラグナ)」は特待生として今の高校に転校してきますが、それは生徒会長がキージェクトの社長で、いわば「カードゲーム特待」でした。
デッキを組んで徹夜したせいで転校初日から遅刻したいくさは、登校中に同じく遅刻しそうだった「暁よみな」やその友達「札引かもね」、幼なじみの「騎士堂らいか」にそのルームメイトでバニーアーツの親会社である「美々原ホールディングス」のお嬢様「美々原とりす」、陸上部の「川原かける」らと出会います。
(ちなみにいくさは作中でも言われている通りイケメンでかもねを除くメインの女性キャラ全てと恋愛フラグを立てているためコミックス3巻の帯に「この漫画はカードゲームあるある日常漫画ではなくラブコメだ」とまで書かれています)
閑話休題。
上記の「札引かもね」こそが冒頭で述べたコピペの少女で、彼女はFDで「フランネル・ファルコン」という初めてのレアカードを当てます。
その後コピペの出来事があり、その帰り道にフランネル・ファルコンを落としてしまいます。
その時の事がトラウマでショップ大会に出られない所かカードショップ自体に入れず、またいくさのような「カードショップを使う人間」が苦手でした。
大会に出ない理由として彼女は「フランネル・ファルコンと共に1番を目指す」事を上げており、なくしたフランネル・ファルコンもきっと帰ってくると信じています。
そんなかもねにいくさは「フランネル・ファルコンが帰ってこないのは居場所(デッキ)がないからだ」と告げ、この言葉を受けたかもねはフランネル・ファルコンのデッキを組むことを決意します。
さらにはいくさが憧れであったFDラストチャンピオンのラグナである事を知り、いくさもFD前優勝者で自身が一度も勝てなかった「羽根月」を予選で倒したのがかもねだと確信します。
そして漸くデッキが完成し、ラグナと勝負しようとするかもね。
しかしいくさは諸事情で右腕を怪我しており、勝負が出来ません。
そんなかもねの前に現れた生徒会の2人、久遠きざむと鳳きめる。
きざむはあの羽根月のデッキを組んだ男でした。
いくさの代わりに生徒会メンバーと勝負する事となったかもね。
相手が使用するデッキは当時の羽根月が使用していたもの。
「クソみたいなデッキ握りしめて環境最強デッキに勝つとかいう妄言を吐く奴が大嫌いだ」というきざむに対し「札引は俺たちの想像を超えてくる」といくさ。
しかし結果は惨敗。
更には劣化デッキでしかない現状のフランネル・ファルコンデッキを「妥協」と認めるかもねに対しいくさの怒りが爆発。
かもねも自分が馬鹿だからフランネル・ファルコンを活かせるデッキが思いつかないと涙を流します。
そんなかもねに対し勝負を挑むとりす。
彼女のデッキは「ブルーミラージュ」というFD最終弾で出たカードが軸のためにトーナメントで結果を残せなかった「ブルーシューター」というデッキ。
1枚のカードをメインでデッキを組む、という点ではかもねのフランネル・ファルコンデッキと同じ。
そんなとりすとの対戦で、かもねは――
ここからは是非本編で見て下さい!
ホント続きが気になるってレベルじゃねーぞ!!
他にも色々と考えさせられる漫画ですので是非コミックスを買って読みましょう。
Web漫画ですので無料で読めますが、大幅に加筆修正されているのでコミックスの方がオススメです。
Web版を読んで、面白いと思ったら是非コミックスを買ってみて下さい。
特に3巻のバニーとりすはコミックスでしか拝めませんよ!!!
ちなみに私はキャラとしてはらいかが、デュエリストとしてはとりすが好きです。
まあ人気投票1位は川原さんなんだけどね!
それでは。